一つ一つコマンドを打っていくのはめんどくさいですよね。
もちろん、簡単にできるショートカットキーやコマンドは数多くはじめから用意されています。
初心者サーバー管理者が知っていたほうが早くなるキーやコマンドを解説します。
Tabキー
コマンド上でTabキーを押すと補完してくれる機能があります。
例えば、
$ls test report rack $cd re
ここで、Tabキーを押すと
$cd report
と次はreportが来ると考えれるときは補完してくれるのです
これが
$cd r
でTabキーを押してもピーと音ができて、補完されません。
そんなときは、Tabキーを2回押すと
report rack
とそれ以降に考えられるフォルダを表示してくれます。
カーソル移動
コマンドを入力時にカーソルの移動もめんどくさいですよね。
たとえば、
$rails g scaffold user name:string email:string
など長いコマンドを書いたときに頭の部分を書き直したいけど、カーソルをおして戻るのはめんどくさいそんな方へのショートカットキー
※|をカーソルとします
$rails g scaffold user name:string email:s|tring
ここで
Ctrl+a
を押すと
$|rails g scaffold user name:string email:string
行の頭にカーソルが移動します。
次に
Ctrl+e
$rails g scaffold user name:string email:string|
カーソルが末尾に移動します。
また→キーの変わりに
←左に移動が
Ctrl+b
→右に移動が
Ctrl+f
になります。
カーソルでの削除
前回のコマンドが間違っていて、書き直すこともあると思います。
そんなときに役立つショートカットキー
・Ctrl+d
カーソルの一文字削除
・Ctrl+k
カーソルから行末までの削除
・Ctrl+u
行頭から行末までの削除
例えば、
$rails g |scaffold user name:string
Ctrl+kを押すと
$rails g
となります。
一度使ったコマンドを使う
同じようなコマンドを何度も使うこともあると思います。
そんなときに役に立つのが
history
それ以前のコマンドが表示されます。
$history 1 cd 2 ls 3 vim test.txt
さらに使いたいコマンドを実行するときは
!ヒストリの番号
でそのコマンドが実行されます。
また、!!
で直前のコマンドが実行されます。
$!3
これはvim test.txtを実行しているのと同じになります。
$!!
と実行しても同じvim test.txtを実行していることになります。